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イエス(Yes)

イエス(Yes)

高貴なるプログレッシヴ・ロック・バンド イエス

高い演奏力、アルバムの芸術性、 繊細な曲作り、独自の詩世界、壮大なテーマや 物語などが魅力のバンド。

イエスはメンバーの入れ替わりが激しく これまでに幾度のメンバー・チェンジを行っている。 このバンドの主役は柔かい歌声を持つ ボーカルのジョン・アンダーソンと サウンドの屋台骨を担うベースの クリス・スクワイアだ。

70年代中期がイエスの全盛期であり、アルバム "こわれもの"とアルバム"危機" はイエスの最高傑作と とらえられている。

80年代はポップ化してヒットを飛ばした後、 アンダーソンらのユニット、ABWHがイエスのサウンドを継承し、 成功を収めた。 その後、再結成やメンバー変更を繰り返し、現在も 活動を続けている。 イエスはプログレッシヴ・ロックの雄であり、 イギリスが生んだダイナミックな長寿バンドだ。

全盛期のメンバー
ジョン・アンダーソン・・・ヴォーカル
クリス・スクワイア・・・ベース
ビル・ブルッフォード・・・ドラム
スティーヴ・ハウ・・・ギター
リック・ウェイクマン・・・キーボード

イエス(Yes)の歴史Ⅰ

クリス・スクワイア

ジョン・アンダーソン

68年、クリス・スクワイアを中心に ロック・バンド、イエスを結成。

69年、クリス・スクワイア(ベース) 、ジョン・アンダーソン(ジョン・アンダーソン)、 ビル・ブルッフォード(ドラム)、 ピーター・バンクス(ギター)、 トニー・ケイ(キーボード)のメンバーでデビュー・アルバム "ファースト・アルバム"をリリース。 このアルバムはサイケデリック風のポップ・アルバムであり、 ビートルズとバーズのカバー・ソングも収録している。

70年、アルバム"時間と言葉"をリリース。 このアルバムは前作より完成度が高く、オーケストラ を導入させており、ロックとクラシックを融合させている。

71年、ピーター・バンクスが脱退し、スティーヴ・ハウ(ギター)が加入。 そして、アルバム"サード・アルバム"をリリース。 スティーヴ・ハウの加入はイエスにとって1つの転換期だった。 このアルバムでハウは高度なギター・テクニックを披露しており、 クラシックやカントリーの雰囲気を醸し出している。 その後、トニー・ケイが脱退し、リック・ウェイクマン (キーボード)が加入。

72年、アルバム"こわれもの"をリリース。 このアルバムはイエスのブレイク作にして プログレッシヴ・ロック最高の名盤だ。 5人の高度なテクニック、クラシックとキーボードを多用したサウンド、 壮大な歌詞世界、ロジャー・ディーンが描いた イラストなどが1つになり素晴らしい芸術作を作り上げた。 そして、同年にアルバム"危機"をリリース。 前作の"こわれもの"をよりシンプルにしたアルバムであり、 大ヒットを記録したイエスの代表作。 "危機"、"同誌"など名曲を多数収録しており、 それぞれが繋がった歌詞はまるで壮大なドラマのようだ。 その後、ビル・ブルッフォードが脱退し、 アラン・ホワイト(ドラム)が加入。

73年、ライヴ・アルバム"イエスソングス"をリリース。

74年、アルバム"海洋地形学の物語"をリリース。 プログレ・ブーム真っ只中にリリースされただけあって 極度に壮大なテーマに沿って制作されている。 そして、リック・ウェイクマンが脱退し、 パトリック・モラーツ(キーボード)が加入。 同年にアルバム"リレイヤー"をリリース。 このアルバムでも相変わらず高度なテクニックを見せており、 前作よりも全体的に美しい内容。

77年、アルバム"究極"をリリース。 このアルバムは プログレ、グラム、ハード・ロックがロック・シーンから衰退し、 パンク・ムーブメントが到来した激動の時期に リリースしたイエスの新境地。 レンブラントの伝記からインスパイアされた内容であり、 ピアノ・サウンドも楽しむことができる。 また、パトリック・モラーツが脱退し、 リック・ウェイクマンが復帰している。

78年、アルバム"トーマト"をリリース。 内容がかなりコンパクト化しており、 以前まであった壮大なスケール感を 感じることができない。

イエス(Yes)の歴史Ⅱ

閃光

メンバー間の不仲や音楽性の違いにより、 ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが 脱退。バグルスのトレヴァー・ホーン(ヴォーカル)とジェフ・ダウンズ (キーボード)が加入した。

80年、アルバム"ドラマ"をリリース。 ニュー・ウェイヴを意識した曲作りを行っており、 ポップなサウンドを聴かせている。 同年にライヴ・アルバム"イエスショウズ"をリリース。

この次期のメンバーはバラバラでハウはエイジアを 結成したりとそれぞれがそれぞれの活動に積極的だった。

83年、アルバム"ロンリー・ハート"をリリース。 このアルバムからバグルスの2人は参加せず、 ジョン・アンダーソンとトニー・ケイが復帰し、 トレヴァー・ラビンが加入している。 内容は元来のイエスではなく、 新たなアプローチを見せ、プログレッシヴ・アルバムではなく ニュー・ウェイヴ・アルバムとなっている。 シングル"ロンリー・ハート"が全米1位の大ヒットを記録した。

86年、ライヴ・アルバム"ライヴ"をリリース。

87年、アルバム"ビッグ・ジェネレイター"をリリース。 このアルバムにイエスらしい壮大さなどは表されておらず、 前作からのポップ・サウンドを用いている。 翌88年にジョン・アンダーソンがまたも脱退。

ジョン・アンダーソン、ビル・ブラッフォード、 リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウの 4人はアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ (ABWH)を結成し、89年にアルバム"閃光"をリリース。 イエスらしいサウンドとスケールを持つこのアルバムは 多方面で大きな話題を呼ぶと共に高い評価を得た。

ABWHとイエスが共同で91年にアルバム"結晶" をリリース。2つのグループのサウンドを融合させた 作品であり、全員でワールド・ツアーも行われた。 その後、ジョン・アンダーソンはトークを結成するが 商業的に失敗。

94年、ABWHのライヴ・アルバム"イエス・ミュージックの夜" がリリースされた。

95年から全盛期(74年頃)のメンバーで再始動し、 現在に至るまでマイ・ペースに アルバム・リリースと世界ツアーを続けている。

ちなみに96年にアルバム"キーズ・トゥ・アセンション"、 97年にアルバム"オープン・ユア・アイズ"、 99年にアルバム"ラダー"をリリースしている。 これらはセールスや評価はけっして高くないが、 ファンは相変わらず支持しつづけている。

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